髪の老化を早める原因「糖化」とは?専門家目線でわかりやすく解説します
最近、こんな変化を感じる方が増えています。
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カラーやパーマの仕上がりが安定しにくい
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トップがペタッとする/根元が立ち上がりにくい
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髪が細くなった気がする/ツヤが出にくい
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頭皮が硬い・乾きやすい・疲れている感じがする
これらは「髪のダメージ」だけで説明できないケースもあります。
そこで知っておいてほしいのが
近年注目されている “糖化(とうか)” です。
糖化とは?一言でいうと「体がこげる反応」
糖化は、体の中で タンパク質 と 余分な糖 が結びつき、タンパク質が変性・劣化していく反応です。
このとき作られるのが AGEs(終末糖化産物)。資料では「老化物質(悪玉物質)」として説明されています。

イメージは簡単で、パンケーキを焼くと焼き色がついて固くなりますよね。
同じような“焦げつき”が、体の中でも起きてしまう。これが糖化です。
AGEsはなぜ厄介?「分解されにくく、たまっていく」
AGEsの特徴は、分解されにくく体内に蓄積しやすいこと。
そして、肌・髪・骨など全身の老化を進行させ、体調不良や疾患の温床になり得る、と説明されています。
さらに重要なポイントとして、AGEsは
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体内で作られる分(約7割)
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食事から入る分(約3割)
があるとされています。
ここからが本題:糖化は「髪・頭皮」にどう影響するの?
頭皮も肌と同じ“皮膚”です。
糖化が進みAGEsがたまると、体のタンパク質が変性・劣化しやすくなります。
その結果、頭皮で起きやすいのは、わかりやすく言うとこの3つです。
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頭皮が硬くなりやすい
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頭皮のコンディションが乱れやすい(乾燥・疲れ)
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髪が育つ“土台”が弱りやすい
資料の糖化チェックでも、糖化が進むと見た目の変化として
薄毛、白髪、抜け毛、髪が細くなる、ツヤ低下などが挙げられています。
じゃあ「糖化」をどうケアするのか?鍵は “防ぐ+分解” という考え方
糖化対策というと、多くのケアは
「AGEsができにくい状態を作る=防ぐ」
ここまでが一般的です。
でも本当は、もう一段大事な視点があります。
それが、すでにできてしまったAGEsにどう向き合うか。
AGEsは「分解されにくく蓄積する」という性質があるからこそ厄介でした。
だからこそ、これからの頭皮ケアは
“作らせない(防ぐ)”だけでなく、“溜めない(分解という発想)”
まで含めて考える時代に入ってきています。
2月に発売される新しい商品は、この「防ぐ+分解」に着目しています
ここまで読んでくださった方に、ひとつだけ先にお知らせです。
2026年2月に発売される新しいシャンプー&トリートメントには、
糖化(AGEs)に対して
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AGEsの生成を抑える(防ぐ)
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できてしまったAGEsにアプローチする(分解という発想)
という、二段階の考え方で設計された成分が入っています。
特に後者の「分解」という発想は、
特許技術に基づくアプローチで、同じ土俵のケアではなかなか見られない領域です。
(“とにかく栄養を与える”ではなく、“老化の原因に触れる”という方向性です)
2月に発売される新しい商品は、この「防ぐ+分解」に着目しています
ここで誤解してほしくないのは、
これは「今すぐ育毛が必要」という話ではないこと。
多くの方は、
育てる前の土台が少しずつ疲れているだけです。
だからこそ、まずは
毎日使うシャンプーとトリートメントから。
ここで頭皮の環境を整え、老化のスピードをゆるめる“習慣”を作る。
そのうえで次のステップが必要な方だけ、次を提案する。
この順番がいちばん自然で、失敗が少ないと考えています。

2月に発売される新しい商品をお楽しみに!
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この記事を書いた人

- オーナー
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CROSS hair × scalp オーナー
再現性のあるカットとよりダメージレスな技術を目指しています。
他にはない、美容師・ヘアサロン像を目指し、地域のお客様に喜んで頂けるよう心がけています。
大手美容メーカー「ナンバースリー」でカラー・パーマ剤、ヘアケア剤の製作の協力を始め、マーケティングの協力にも携わり、外部講師も務めている。



