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オーナー矢島 慎嗣が更新するブログ。お店のこと美容師のこと私生活ことニュースかブログを毎日更新しています。

美容師のカラー剤やパーマ剤での皮膚のかぶれが労災に認められやすくなる!?

昨日、こんな記事を見かけました。

ヘアカラー剤やパーマ剤で皮膚にかぶれ→労災認められやすく 厚労省

 

理美容師がヘアカラー剤やパーマ剤を使ったことで皮膚のかぶれを負った場合に、労災と認められやすくなる見通しになった。厚生労働省の有識者検討会が24日、ヘアカラー剤などに含まれる化学物質が原因で起きる皮膚障害を、業務上疾病(職業病)と認める報告書案を了承した。

認定されたのは、主にヘアカラー剤に含まれる「パラトルエンジアミン」と、パーマ剤に含まれる「チオグリコール酸アンモニウム」。人によってはアレルギー反応による皮膚のかぶれなどの症例が報告されていた。

理美容師が仕事で皮膚炎を起こすことは多い。2002年以降、有識者検討会でパーマ剤などによる皮膚障害が職業病にあたるか検討されてきたが、原因となる物質を特定できず、認定されなかった。

1978年度~16年度に、理美容師の皮膚障害が労災に認定された事例は128件あった。職業病と認められることで、労働基準監督署が化学物質によって起きたものだと判断しやすくなる。今後は今春以降をめどに、別の有識者検討会でも議論し、正式な決定をすることになる。(橋本拓樹)

https://www.asahi.com/articles/ASQ1S4HKYQ1SULFA00J.html

美容師の手荒れ問題は大きな課題となっています

僕もアシスタント時代、毎日たくさんのお客様のシャンプーを素手で行い(手の油分がなくなる)
たくさんのお客様の髪を乾かしていました。(手が乾燥する)

そして薬剤も素手でたくさん触っていました。

シワというシワが全て割れ、血だらけの手だったことを覚えています。

今はマンツーマンで接客しているので1日に数人のお客様に限定されるのとシャンプーの際は手袋をしていることにより、ほぼ手荒れはなくなりました。

けれど、手荒れに悩んでいる美容師は今でもたくさんいると思います。

原因の一つに薬剤がある

シャンプーやドライヤーの他に薬剤を触ることにより手荒れすることもあります。
というより、全てが併用で手荒れが生まれます。

手袋をするというのはもちろん有効的な手段ですが、薬剤と向き合うのも有効な手段です。

当店はお客様のために数年前から『薬剤の見直し』を行っています。
お客様の頭皮につける薬剤を考えれば、自ずと施術する美容師の手も守られることになります。

vegan認証や○○フリー

当店のカラー剤やパーマ剤は一部をのぞき、vegan認証です。

カラー剤は

ナンバースリー HUE(ヒュウ)シリーズ

こちらのカラー剤は全てvegan認証を受けており、動物性の原料を使っていません。

Veganとは

Vegan(ヴィーガン)とはイギリス発祥の考え方で、心身の健康や美容、動物愛護、環境保護など、さまざまな理由で動物由来のものを一切使わない「完全菜食主義」のこと。食べ物だけでなく、衣食住すべてにおいて、動物性のものの使用を極力避けます。世界では、菜食主義者のベジタリアンや、オーガニック・ナチュラルを好むヘルシー志向の方の間で、Veganが選択の基準となり、生活にも浸透。体にも環境にもやさしいライフスタイルを支持する方が日本でも年々増加しており、これからの新しい選択基準となっていくことが予想されます。

Vegan認証

動物由来の原料は使用しない。

動物実験は行わない。

遺伝子組み換え原料を使用しない。

※動物由来DNA以外で使用の場合はラベルに表示

https://hue-color.jp

その他にも、以下のこだわりがあります。

HUEのWELLBEING STANDARD

  • こだわりの天然由来成分

    植物を原料とした、こだわりの天然由来成分を使用。
    ※染料・アルカリを除く。

  • PPD(パラフェニレンジアミン)フリー

    トルエン2,5-ジアミン等を使用しています。

  • 香料フリー(ファッション&グレイカラー)

    クリームタイプは香料を使用していません。

  • アンモニアフリー

    モノエタノールアミンを採用しています。

  • シリコンフリー

    植物性のオイルを使用しています。

  • 動物由来原料フリー

    動物にやさしく、環境にも配慮します。

  • クルエルティフリー

    動物愛護の考え方から、動物に苦痛を与える動物実験は行いません。

  • ナノマテリアルフリー

    100ナノメートル以下の無機物の微粒子原料は使用していません。

  • パラベンフリー

    防腐剤にパラベンは使用していません。

パーマ剤は

ナンバースリー ボタニカルウェーブ

こちらもナンバースリーの商品でもちろんvegan認証です。

こちらも独自の約束事があります。

ボタニカルウェーブが約束する、8つのこと。

動物由来原料フリー 動物にやさしく、環境にも配慮します

クルエルティフリー 動物愛護の考え方から、動物に苦痛を与える動物実験は行いません。

(水を含む)80%以上は天然由来成分 植物を原料とした成分や水など、天然由来成分を可能な限り多く使用。

パラベン(防腐剤)フリー

ナノマテリアルフリー 100ナノメートル以下の無機物の微粒子原料は使用しません。

エタノールフリー

合成色素フリー

https://hue-color.jp

お客様を守ることは自分を守ること

このようにこだわった薬剤を使うことはお客様を守ることはもちろん、美容師を守ることにもなります。
海外では当たり前に行われていることでも日本ではまだ追い付いていないこともたくさんあります。

日本ではオーガニックやボタニカルという言葉になんの根拠もありません。
メーカーがそう謳ってしまえばそうなるのです。

CROSS hair × scalpでは
このように世界が認める基準『vegan認証』の薬剤を使うことにより
上部だけでなく、本物のオーガニックを提供します。

こういったこだわりも行なっていますので安心して薬剤を使う施術を受けてください。

そして、ナンバースリーのvegan認証の薬剤がもっと日本中に広まり、全国の美容師さんの手荒れが少しでも改善されることを願っています。

 

 

 

この記事を書いた人

cross
crossオーナー
CROSS hair × scalp オーナー
再現性のあるカットとよりダメージレスな技術を目指しています。
他にはない、美容師・ヘアサロン像を目指し、地域のお客様に喜んで頂けるよう心がけています。
大手美容メーカー「ナンバースリー」でカラー・パーマ剤、ヘアケア剤の製作の協力を始め、マーケティングの協力にも携わり、外部講師も務めている。

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