高校生の頭髪検査ってこのままでいいの??何かおかしいと感じていませんか?
近隣高校の校則がこの4月からかなり厳しくなっているそうで
生徒さんから黒染めしても頭髪検査通らない…
髪の毛染めたことないのに頭髪検査にひっかかり黒染めしろ!っと言われた…
などなど
LINE@やTwitterから様々な話しを耳にします。
でも、何か学校側の指導、言い分と生徒側の言い分が食い違ってるんですよね…
お互いの言っていることを中立的に判断しても
双方の言っていることもわかります。
けれど、今のままの学校側の指導法では
先生も半信半疑な判定。
生徒も納得しない。
そんな感じがします。
なので、美容師(髪のプロ)の立場から考えを述べさせて頂くと…
まず、前提として
『校則で髪の毛を染めてはいけないという決まりがあるにもかかわらず染めた学生がダメ!』
これが大前提にあります。
決まり事はしっかり守りましょう!
で、長期休みにのみカラーをしてしまって学校に行く時には黒染めしたけど
指導対象になっている。
これが一番多いんじゃないでしょうか?
そもそも、長期休み中も校則や先生がどう言っているかはわかりませんが
染めない方がいいですよ!
黒染めしても退色するので…
そして、次の長期休みの時にハイトーンのカラーをしないといけないことになり
ダメージと染まらないの負のスパイラル。。。
要は高校生の間はカラーしない方が良いのです。
話しは反れましたが
『頭髪検査』の話しに戻ります。
まず、頭髪検査のジャッジの基準はなんなのでしょうか?
これは僕自身の高校生の時からの疑問。
同じ学校にいながら、なぜか先生によって基準が違う。
なので、自分が言われても、もっと明るくなっている子が何も言われてない。
ここに明確な基準がない為、不満が…
あとはカラーしてない子でも
ストレートアイロン等の熱ダメージ。
縮毛矯正等のケミカル&熱ダメージ。
プールの塩素によるダメージ。など
カラーをしていなくても髪の毛が明るくなる要素はたくさんあります。
外で部活をしている生徒は紫外線とかね!
防げることと防げないことがありますよね??
なので
①カラーチャート(色見本)による色のボーダーを決める。
②学校側が本当にカラーをしているのかしていないのかを見極める知識をつける。
(少しパターンを勉強すれば簡単だと思います。)
③チェックする場所を決める。
(明るいところでは髪も明るく見えます。)
教室でも窓側と廊下側では色の見え方が違います。
このあたりを徹底して行えばあまり不公平も出ないのかな?っと。
生徒のみなさん。
冒頭にも言った通り
『校則で髪の毛を染めてはいけないという決まりがあるにもかかわらず染めた学生がダメ!』
でも、やってしまったものは生え変わるまで変わりません。
退色して明るくなるたびに注意されるでしょう。
市販の黒染めではなかなか染まらないのが現実です。
ダメージもかなりあります。
ムラにもなります。
もし、何か困ったことがあればLINE@等で相談してください。
状態によって対処方が違いますので。
学校関係者の方。
本当に難しい問題だとは思います。
校則というものがあるのにもかかわらず守れない。これは完全に生徒に落ち度があると考えます。
ただ、髪の毛の構造上、染めた髪は元には戻りません。
なので、しっかりした判定基準をもって判断してやってもらえないでしょうか?
当店のお客様(高校生)でも、プロから見て全く染めた形跡のない子が頭髪検査でひっかかった。という相談を受けます。
髪質により外部からのダメージで明るくなる場合もあります。
遠い家から公共機関も使わず、自転車で一生懸命通学している生徒さん。
夏場でも、外の厳しい環境下で部活動に励む生徒さん。
必要以上に紫外線に当たり、ダメージを起こしています。
この、生徒さん達が校則を破って毛染めをしている生徒さんと一緒にされ、指導対象となっているのが現状の最も多いの頭髪検査です。
これは見直してもいいのではないか?と思いますし
中には染めていなくても染めていると言われるなら、染めよう!
などという生徒さんも出てくる可能性もあります。
ですので、もし美容師(髪の毛のプロ)として力になれることがあれば、LINE@や本サイトのお問い合わせフォームからご連絡いただいても構いません。
是非、平等なジャッジをしてあげてください。
最後に。
部外者から偉そうに余計なことを言っているかもしれません。
ただ、生徒さん側からの相談がかなり多い為書かせていただきました。
双方の誤解やズレみたいなものが解消でき、楽しい学校生活が送れることを祈っています。
この記事を書いた人
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CROSS hair × scalp オーナー
再現性のあるカットとよりダメージレスな技術を目指しています。
他にはない、美容師・ヘアサロン像を目指し、地域のお客様に喜んで頂けるよう心がけています。
大手美容メーカー「ナンバースリー」でカラー・パーマ剤、ヘアケア剤の製作の協力を始め、マーケティングの協力にも携わり、外部講師も務めている。